2006年3月4日

祝Jリーグ開幕

 万博競技場までガンバ対レッズを見に行ってきました。ギザギザクオリティタカス!!! (C)中川翔子 朝日新聞経由で買ったのでバックスタンド席2200円でしたが、結果論でもこれは非常にお買い得でした。3500円出しても良かったです。
 一応現在大阪府民ということで、私を含む冴えない大学院生4人は地元ガンバを応援しました。まず何よりも万博をもホームとしてしまったレッズサポーターの皆さんに心から感謝したいです。ちょうどスタジアムがレッズファンとガンバファンにきれいに分かれたものの、レッズ側の応援はまるでサカつくの画面のように応援が抜群にうまく、はっきりいって私はアウェイを感じました。新幹線で東京大阪を往復すれば一人3万円ほどかかります。バスであれば0泊2日の弾丸ツアーだったと思います。貴重なお金や時間や体力を犠牲にして、まだ寒い大阪までいらっしゃった全てのレッズファンは本当に尊敬に値します。彼らなしでは、今日の盛り上がりはなかったでしょう。 試合自体は、前半にレッズが華麗なパス回しでガンバを翻弄しました。しかもガンバの立ち上がりがかなり悪く、前半2分で早くも失点しました。 前半終了時点で、これはまずガンバに勝ち目はない、3-1くらいでレッズの勝ちだろうと思いました。しかも、後半に選手交代なしで、西野監督は何を考えているんだ、と一瞬あきれました。
 しかし、何を起こすかわからないのがガンバの魅力なのかもしれません。前半は良くなかったコンビネーションが明らかに向上し、特に加地の右サイドを基点に攻撃が冴え渡りました。ようは、サントスサイドを狙ったからうまくいった、という説もあります。浦和はよくわかりませんが、小野などが失速し、パス回しの鮮やかさが目に見えて劣りました。 そんなこんなで、加地が代表ではやったこともないペナルティボックス周辺でクロスを胸トラップそして左足ボレーという鮮やかなゴールで同点としました。彼もJレベルでは十分通用します。その時点で私はややあきらめムードだったのですが、スタジアムのガンバファンは爆発的に歓声を上げ、その後まるで雰囲気が変わりました。ガンバファンはおとなしいかもしれないけれど、きちんとサッカーを見る目があるんだな、ととてもうれしくなりました。
 もしあえて判定をすれば、レッズにやや分があったかもしれません。いずれにせよ、この節のベストマッチ候補であることは間違いありません。前半と後半でまるでプレイの質が変わったガンバにはとても驚きました。西野監督がゼロックス杯に「このチームにポテンシャルを感じた」といったのは単なる負け惜しみにしか聞こえませんでしたが、私も今この言葉を確信しています。一方のレッズも非常に質の高いゲームを展開しました。パスが回っているうちは、Jのどのチームも勝てません。これは間違いないです。
 かなりの集中力を消耗したため、ただ観戦していただけなのに随分とぐったりしてしまいました。これこそ好ゲームの証拠でしょう。いやぁ、国内でこれだけ盛り上がれるとは思ってもみませんでした。

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