2006年5月30日

ようやく本職へ

 いろいろあって長引きましたが、ようやく就職活動が終わりました。来年から東京で働きます。業種は、コンサルタント(?)です。 就職活動で何が辛かったかというと、やっぱり本業である授業が損なわれるということですかね。
 まあとにかく、ようやく自分の勉強に専念できるのはとても嬉しいです。明日というか火曜日に親戚に挨拶を済ませ、研究室に戻ります。 というわけで、これまでさまざまな人にサポートしていただきましたが、本当にありがとうございます、という感謝の気持ちでいっぱいです。

2006年5月6日

My Thesis #2

 修士論文でJリーグをやるといっても、非常に膨大なテーマがあります。サッカーに関していえば、監督・選手の評価と寿命、監督解任の是非、ホームアドバンテージ、入場者数、選手の移籍市場などいろいろあります。
 例えば、監督解任が良いのか悪いのか、誰もが何となくの解答を持っているものです。私は監督解任の成功確率は30%くらいだと思っています(1シーズンに1件くらいしか成功しない)。そこで、客観的な手法(統計や計量経済学などの手法)を用いて、それが本当に正しいかどうか(先入観でないか)を検証するわけです。有意義な結論が得られれば、クラブにとってより合理的な意思決定に貢献できるわけですね。
 私はテーマをどうするのかまだ決まっていません。というのも、まずは自分の論文が現在のアカデミックなフィールドにおいてどのような価値や意義があるのか、といった外堀を埋める作業が大変だからです。ようは、しばらくは多くの論文を読むのです。
 近い将来、論文をある程度仕上げて、地元ガンバのスタッフといろいろと議論する可能性もあるわけです。自分のやっている勉強で人生が切り開かれていくと思うと、非常にわくわくしてきます。また、サッカー界のインテリ中田選手とThe Economics of Footballの共訳に挑戦したいです。川淵キャプテンにも協力を要請します。
 日々のデスクワークは単調で厳しいものですが、このように妄想(夢?)があるととても励みになります。

2006年5月5日

My Thesis

 修士論文のテーマが決まりました。Jリーグやります。
 実は"The Economics of Football"という洋書があるんですよね。一昨日から今日の日経新聞によると、スポーツ経済学というのが流行だそうです。 まあ経済学は基本的にアメリカンスタンダードなわけで、そこでのスポーツといえばMLB(野球), NBA(バスケ), NFL(アメフト)となります。実際にこれらの分野を対象とした論文は山のようにあります。
 Journal of Sports Economics(無料でダウンロードできる部分はこちら)というきちんとした(?)ジャーナル(論文)もあったりと、この分野は発展途上ということもあり、非常に興味深いです。
 正直私の実力ではがちんこの経済学をやるのは厳しいので、私の趣味のエネルギーも借りつつ、論文を執筆したいと考えています。私はUSAのスポーツにはあまり関心がないため、UKのスポーツ、つまりサッカーに特化したいと思います。将来的には、修士論文を送りつけてプレミアリーグで働きたいです。
 英語、UKロック、サッカーなど私はなぜだか英国生まれのものに強い関心があり、何だかこの論文を書くにあたって運命的なものを感じずにはいられません。社会問題とか難しい問題はよくわかりませんが、学者が論文を書くのもやはり自分の関心を大事にしていると思うので、私はこの直感を信じます。
 とりあえず、ベルマーレファンのOにJリーグの公式記録集2000~を借りました。がんばります。

2006年5月3日

Never say die!

 確か同窓会の時に実家のPCから更新しようと思っていたら、パスワードがわからなくてできませんでした。他にも占い喫茶アタール心斎橋店に行ったりしていくつかネタはあったのですが。
 いろいろあって、就職活動が長引いています。4nzixさんもチャットで勉強が妨げられるのはおかしいね、とおっしゃっていましたが、とにかく勉強の時間を妨害する日本のシステムを悪玉とします。というか、早く決めない自分が悪いですけど。
 就職活動と勉強の両立は非常に大変です。ゼミが尋常じゃないくらい厳しいです。私の指導教官の髪型はナチュラルでスーパーサイヤ人みたいに逆立っていて、私がこっそり「あのカリアゲにまた怒られたよ・・・」とネタにしているのが、どうやらリークされているのかもしれません。というか、先日あるきっかけでこのHPの存在を彼に教えたような気がするのですが、彼も暇ではないので、こんなHPを見ていないでしょう。このように扱うとあまり良い印象を与えないのですが、私があと20年くらい死ぬほど努力して今の彼と同い年になっても、彼と同じようなアカデミックな実績を残すことはできないと思います。それくらい強烈な人が私などの面倒を身近で見て、鍛えてくださって本当にありがたいことです。
 まあ人生多少の困難があったっていいんです。まだ可能性があるだけ恵まれていると思います。大学院生で経験する苦労は、きっと社会人になっても役に立つと思っています。
 就職活動で少なからずへこんだときに、さまざまな人に励まされ、かなりの短期間で立ち直ることができました。大学院は将来研究者として食っていくという個人事業主の卵みたいな連中がごろごろしているのに、彼らに助けられるとは思ってもみませんでした。
 現在の人脈が将来どのように役に立つのか、現在進行形の過程においてわかりかねることもあるとはいえ、とにかく長い学生生活でこれほど友人に恵まれているという実感は、小学生高学年以来のような気がします。
 そういえば、正直サッカー日本代表どころではないのですが、13日は多分大阪にいるのでリアルタイムで更新できると思います。