2006年5月6日

My Thesis #2

 修士論文でJリーグをやるといっても、非常に膨大なテーマがあります。サッカーに関していえば、監督・選手の評価と寿命、監督解任の是非、ホームアドバンテージ、入場者数、選手の移籍市場などいろいろあります。
 例えば、監督解任が良いのか悪いのか、誰もが何となくの解答を持っているものです。私は監督解任の成功確率は30%くらいだと思っています(1シーズンに1件くらいしか成功しない)。そこで、客観的な手法(統計や計量経済学などの手法)を用いて、それが本当に正しいかどうか(先入観でないか)を検証するわけです。有意義な結論が得られれば、クラブにとってより合理的な意思決定に貢献できるわけですね。
 私はテーマをどうするのかまだ決まっていません。というのも、まずは自分の論文が現在のアカデミックなフィールドにおいてどのような価値や意義があるのか、といった外堀を埋める作業が大変だからです。ようは、しばらくは多くの論文を読むのです。
 近い将来、論文をある程度仕上げて、地元ガンバのスタッフといろいろと議論する可能性もあるわけです。自分のやっている勉強で人生が切り開かれていくと思うと、非常にわくわくしてきます。また、サッカー界のインテリ中田選手とThe Economics of Footballの共訳に挑戦したいです。川淵キャプテンにも協力を要請します。
 日々のデスクワークは単調で厳しいものですが、このように妄想(夢?)があるととても励みになります。

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