2005年2月8日

日本対北朝鮮見に行きます!

先ほど在日朝鮮人の友人に電話したところ

私「そちらは明日試合ということで、いろいろ盛り上がっているそうじゃないですか?」
Cさん「ははは。Sさん(私のこと)は明日応援に行くんですか?」
私「いや、テレビ観戦ですよ」
Cさん「じゃあ明日見に行きましょうよ」
私「え? チケットあるんですか?」
Cさん「あります、あります。」


 という感じで、チョヌン イルボン サラミエヨ(私は日本人です)が、なぜだか明日北朝鮮側で試合を観戦することになりました!
 え~、サッカー日本代表史上最大のブーイングをなぜだか日本人が浴びることになりそうですが、それもまた貴重な経験だと思います。私は日頃から居場所がない人間なのですが、圧倒的な在日朝鮮人の皆様に囲まれて、超圧倒的な日本人にブーイングされるとは夢にも思いませんでした。しかも、これが代表初の観戦です。
 明日は心の中では日本代表を応援し、表面上は「イギョラ!(頑張れ!の意味。それしか知りません)」と北朝鮮を応援するフリをします。北朝鮮サポーターに溶け込むためにも、「小○原氏ねよ、このチョッパリが!」くらいは叫びます。

 FIFAからも北朝鮮のユニフォームを着ないようにとか(いわゆるアジアカップの中国で日本をアピールするべきではない、といった)お触れが出ているそうです。かといって、Cさんからも「間違って日本代表の青いユニフォームを着て来たら、在日朝鮮人に血祭りにされて赤いユニフォームになっちゃうよ」と言われ、日本人がホームとアウェイの狭間で苦悩することになりました。
 このような経験を踏まえて、私たち日本人は在日の人々の心を理解することができるのではないでしょうか。思い出作りと身の安全のために、北朝鮮サポーター向けの赤いTシャツを買おうかと思います。それでも私は日本人に見えると思いますけどね。赤っぽいコートあったっけな。
 他にもいろいろとギャグなんだかマジなんだかわからないような朝鮮中央テレビのような話を聞かされました。まあ私としては、サッカーで盛り上がるのは良いと思います。もし私が日本側のサポーター席に陣取れば、間違いなく喉が壊れるまでブーイングするでしょう。それがアウェイの洗礼ってもんです。ただし、サッカーと関係ない暴力やらはタブーですね。私としては、そんなアホなサポーターはほとんどいないと信じています(というか、マジで頼む)。在日プレイヤーもサポーターの皆さんも、試合を通じて良い関係を築くことを願っているはずです。私もそうなることを祈っています。そして自分の無事も祈っています。

 というわけで、レポートの更新は遅れます。試合は録画して、復習してから執筆します。日本人が北朝鮮側のチケットを入手するのは、ある意味普通にチケットを入手するよりも難しいでしょうね。これはかなり面白いネタになりそうです。Cさんも、日本に有利となるようなレポートを執筆させないよう、単純に妨害するつもりで試合に誘ってくれたものだと警戒することにします。

追伸:もし長い間更新されなかったら、心無き日本人サポーターに日本人が殺られた、と思ってください。遺書のつもりでひとりごとを執筆しました。はっきりいって、余裕はありません。

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