2005年3月7日

♪それ行け湘南

 土曜日にベルマーレの試合を見に行ってきました。
 「国籍や人種でサッカーを差別する趣味は全くない」というのは、否定的な意味(○×人のサッカー選手は見ないね、のような)ではなく、肯定的なニュアンス(特に感情的にどのチームも応援しない、のような)を込めて書いたような気がしますが、そんなクールな感情は、約2年ぶりの平塚競技場で粉々に打ち砕かれました。
 この日、スタジアムに集まったのは老若男女(年齢層は意外にも幅広かった)は、何と約7700人でした。自由席(と指定席しかない)はほぼ満員、去年は平均して3000人っぽっちの閑散としたスタジアムとはえらい違いでした。
 私は常々、「ベルマーレ」という単語をこのホームページでタイプするたびに、居場所のないような思いをしてきました。「どうせこのサイトを訪れる人々は、ディスプレイの前でこの単語を見て冷たい反応をしているんだろうな…」と。しかし、平塚競技場では多くのベルマーレサポーター(そんなものは実在しないと思っていた)が、大きな声でベルマーレを応援するのです。そして、ファンは一人一人試合の流れに応じて、喜んだり残念がったり、感情を表現するのです。公の場所でベルマーレを応援する楽しさというものを、この平塚競技場で2000円(前売大人自由席)を払って理解できたような気がしました。「そうか、サッカーの楽しさって、見るのもやるのも感情を共有することなんだ…」と。スタジアムで「やった~!」「おっしゃ~!」、「あ~」、「審判オフサイドわかってんのか!」、「○*$%(放送禁止用語)!!!」など、一喜一憂するのは、とても楽しかったです。私も平塚なまりで声援を送ったものです。在日朝鮮人の皆さんが先日のワールドカップ予選で、大きな声で堂々と国家を歌っている気持ちが良くわかったような気もします。
 地元に応援するチームがあるって良いもんです。皆さんもスタジアムまで出かけましょう。

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