2007年6月27日

都会のオアシス~音楽

森トラスト株式会社さんが主催、タリーズコーヒージャパンさんと過門香さん協賛のランチタイムコンサートに行ってきました。
森トラストさんが管理するビルのスペースで、毎週一度くらいのペースで無料コンサートをやっています。ビル内におけるストリートパフォーマンスに近い形式なので、仕事の都合で入退場も自由です。椅子も並べられているので、じっくり聞くこともできます。
今回私は赤坂ツインタワーのコンサートに行きましたが、立派な観葉植物が多く並べられており、こういうお洒落な場所にオフィスがあったらいいな、と思いました。
都会はギスギスしているというか、仕事の緊張感でピリピリしていることもあるので、私はこのようなリラックスできる企画が大好きです。仕事は相当のストレスを強いるものなので、長く続けるにはこのような気分転換が重要だと信じています。わが社ではタバコを吸ってリラックスする人が多いですが(サラリーマンはみんなそうなのか)、これも何だか非生産的なような感じです。

音楽つながりで続けると、先日私の地元にアマチュア・オーケストラがあること(こちら)を知りました。設立者守谷氏の言葉がこちらです。



ウィーンに留学していた時、片田舎の町に行っても、その町のオーケストラがあってね、演奏が終わると指揮者がおなかの大きい団員を紹介したりするんだ。いついつ赤ちゃんが生まれます、と。それが和やかでいいんだよね
(第1回定期演奏会プログラムより) 。
source: http://orchestra.musicinfo.co.jp/~miyamae/partners/partners.html#moriya


ヨーロッパには、彼らのようなアマチュア・オーケストラが小さな町にでもたくさんあるそうです。
一流のミュージシャンの演奏でなくても、特別お金がなくても、音楽を楽しみたいという気持ちは、全世界どんな民族にとっても共通です。地元でこんな団体があるとは夢にも思いませんでした。ぜひ、がんばって欲しいです。できれば、近々彼らの演奏を見に行きたいです。
もし自分が大富豪であれば、彼らに寄付をしたいとさえ考えています。彼らはアマチュアゆえに練習するのにも月謝を自己負担しなければなりません。確かにそれはアマとプロの差といえばそうなのですが、プロでなくてもミュージシャンとしての立場は同じだし、音楽の楽しさを伝えることは可能です。せめて、発表会に参加したら若干の報酬、少なくとも赤字にはならないくらいでもいいんじゃないか、と思いました。
こういう団体をNPO法人にするのはできないんですかね。私にはそのノウハウがありませんが、強い興味を持っています。まあビジネスと音楽は必ずしもその目的が一致しないので、メンバーは嫌がるかもしれません。
ただ、完全に道楽だけで演奏を続けることも、家族の理解なども含めてなかなか辛いのではないでしょうか。音楽は楽しいですが、このような趣味にあまりに夢中になることは、本業・本職を圧迫する可能性があります。趣味は趣味なのでお金にはなりません。月謝が5千円、演奏会に参加するにはさらにそれ以上の額を支払う(年間で最大10万円近く)というのは、趣味としてややお金がかかるかな、と思わないでもないです。趣味を続けるにも、ある程度のお金は必要ですからね。どうにかしてその兼ね合いを取れないのかな(そもそも彼らは取れているのかもしれないが)、と思いました。

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