2007年5月9日

私の仕事①

四月は新しい生活に忙しかったので、更新をサボりました。また、現在テレビが家にないので、サッカーも見られません。

私の仕事はおそらく世間一般の仕事からすれば、おそらく非常に特殊です。自分の仕事が世間的にほとんど認知されていないことがわかってきたので、ブログでぼちぼち説明していこうと思います。

幸いなことに、私は多くの親戚に就職祝いを頂きました。そのお礼も兼ねて連休中にご挨拶に伺い、自分の職業を説明しました。しかし、基本的にほとんど通じないのが現状です。
ちなみに、私の母には何度も何度も説明して、ようやく仕事の意味がわかってきたのかきていないのかというレベルの理解度で、製造業に勤める私の父は全く意味がわかっていません。私の祖母は全く理解できていません(報道機関か銀行だと思っている?)。
これまで何人にも私の仕事を話してきた経験から、ある程度の教育を受けた人でないと(かなりのマイノリティです)、残念ながら私の職業が意味不明というか興味が全く持ってもらえないことがわかってきました。
今回は、極力専門用語を使わないで私の仕事を伝えられるようがんばってみます。

私の職業の日本語での肩書きは金融コンサルタント、英語で書くとmodeler(定義はこちら)となります。後者の呼び方は、最近知りました。私はこの呼び方が気に入っています。
コンサルタントといっても、システム系やら経営コンサル(外資系など含む)やらいろいろありますが、中には口先でごまかして何の解決(ソリューションと呼ぶ)もしていないインチキ会社もあります。
私の仕事を硬く説明すると、非常に複雑なデータを分析し、ある意思決定のための数理的なモデルを作ることです。特に、金融系のデータが多いです。

例を挙げてみましょう。
銀行の経営を成り立たせる業務のひとつとして、会社に一定期間お金を貸して、利子をつけて返してもらうことが挙げられます。貸したお金が全部返ってくれば問題ないのですが、実際には一部の企業が返せなくなることがあります。それは、銀行にとって非常に大きな問題になります。
このような企業融資だけでなく、消費者金融、自動車ローン、住宅ローン、奨学金(現在返済中!)など、何かしら借金をした人は少なくないと思います。
もし私が奨学金を返済できなくなった場合、親や親戚が連帯保証人になっているので、そちらに借金の負担がかかります。借りたお金は、契約書に記載されている通りに返さなければなりません。
私の仕事は、お金の借り手に関する膨大なデータを分析し、モデルを構築することで、借金を返せなくなる可能性のある人や企業などを判断することです。

続く

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